
Infrared(IR):BerachainのProof of Liquidity(PoL)インフラ
Infraredは、Berachain上のDeFiインフラ・プロトコルです。BerachainのProof of Liquidity(PoL)コンセンサスを中心に、リキッドステーキング、バリデーター、PoLボールトのプリミティブを構築し、PoLへの参加を簡素化して効率を高めます。Framework Ventures、YZi Labs(Binance Labs)、Hack VC、Animoca Brandsなどから$18.75 millionの支援を受け、Infrared(IR)はまもなくBitgetで利用可能になります。
Infrared(IR)とは?
Infraredは、Berachain上のDeFiインフラ・プロトコルです。BerachainのProof of Liquidity(PoL)コンセンサスを核に、リキッドステーキング、バリデーター、PoLボールトのプリミティブを提供し、ユーザーとプロトコルのPoL参加を簡素化・効率化します。

BerachainのPoLとBGT/BERAのステーキングは強力ですが、運用が複雑かつ非効率です。ガバナンス資産とガス資産は非流動で、バリデーター、LPポジション、報酬フローをまたいだアクティブ運用が必要になります。ユーザーは流動性提供、LP受取トークン、BGT排出量、バリデーターへのデリゲーション、ガバナンスを同時にこなす必要があり、個人もプロトコルのトレジャリーも運用負荷が大きくなります。
Infraredは、非流動なBGT/BERAやPoLポジションを、基礎の報酬を得ながらDeFiで流通できるリキッドステーキングトークンに変換することで、これらの課題に対処します。
中核の革新点:InfraredはBerachainのPoL経済の中核インフラ層として、リキッドステーキングトークン(iBGT、iBERA)、バリデーターインフラ、報酬をルーティング・複利化する自動PoLボールトを提供します。BerachainのProof of Liquidity(PoL)を、資産の流動性を保ったままDeFi全体で使いながらPoL報酬を得られる、シンプルな体験へと変えます。
IRトークンは、Berachain上のInfraredのPoLおよびリキッドステーキング・プロトコルのガバナンス兼価値蓄積トークンで、主にプロトコル手数料の取り込みと、PoLボールトやインセンティブの設計に対する保有者の影響力付与に使われます。
Infrared(IR)の創設者は?
Infraredは2023年に、共同創設者兼CEOのRaito(Bear)を中心とするBerachainネイティブのチームによって設立され、Red(共同創設者/CTO)などが主要貢献者として参加しています。
Raito氏(Bear) - 共同創設者兼CEO:
Infrared Financeの共同創設者兼CEO。New Order DAOで資本市場リードを務め、TrueUSDやRedacted Cartelのバックグラウンドを持つ。資金調達やエコシステム発表での表舞台を担う。
Red氏 - 共同創設者/CTO:
ガバナンスや提案メタデータで確認される共同創設者。Berachain共同創設者、MTX Studio共同創設者。プロトコル設計およびエコシステム調整に関与。
コアチーム:
● テクノロジー、プロダクト、ビジネス、マーケティングを担当する18名のフルタイムチーム
● Kraken、Manifold Finance、NASA、Apple、EY(Ernst & Young)、Credora出身のメンバー
Infrared(IR)を支援するVCは?
Infraredは、複数ラウンドで主要クリプトファンドから1,875万ドルを調達しています。

資金調達ラウンド:
● シードラウンド(Q1 2023):250万ドル、FDV 2,500万ドル、Synergis主導
● ストラテジックラウンド1(Q3 2023):100万ドル 、FDV 5,000万ドル、YZi Labs(Binance Labs)主導
● ストラテジックラウンド2(Q1 2024):1,250万ドル、FDV 1億ドル、Hack VC主導
● シリーズAラウンド(Q2 2025):1,400万ドル、FDV2億ドル、Framework Ventures主導
調達合計:1,875万ドル
リード投資家:
● Framework Ventures(シリーズAリード)
● YZi Labs / Binance Labs(ストラテジック1リード)
● Hack VC(ストラテジック2リード)
● Synergis(シードリード)
著名な投資家:
● Animoca Brands
● Auros
● Selini Capital
● dao5
● NGC Ventures
主要パートナーシップ
Berachain:BerachainのDeFiスタックにおけるネイティブ・プロトコル。TVLでトップ、ピークは17億ドル 、現在は2億4,400万ドル。
BeraSwap / BEX:BerachainのネイティブDEXと深く統合。ユーザーはBeraSwapのプールに流動性を提供し、LPトークンをInfraredのボールトでステークします。
Berachainバリデーター:BerachainのバリデーターセットとPoLアーキテクチャに統合。Infrared経由でルーティングされたステークもネットワークを保護し、ガバナンスに参加します。
Kodiak:Kodiak V3を通じたフラッシュローンと高度なPoL戦略の統合。
Pendle Finance:Pendleの利回り取引プラットフォームでiBGT/iBERAの利回り取引を可能にする提携。
DeFiエコシステム:BerachainのDeFi全体で、iBGT/iBERAが担保、LP構成要素、報酬資産として統合。

Infrared(IR)の仕組み
InfraredはBerachainのProof of Liquidity(PoL)を自動化します。一度トークンを入金すると、スマートコントラクトがステーキング、バリデーターへのデリゲーション、報酬の変換までを処理し、DeFiで使えるリキッドなトークンを発行します。
ブロックチェーンインフラ
Infraredは、BerachainのDeFiスタックにおけるネイティブ・プロトコルとして動作します。BerachainのEVM互換環境で稼働するERC-20スタイルのコントラクトとしてデプロイされ、BerachainのPoL報酬ボールト、バリデーターインフラ、プリコンパイルと直接統合しています。
技術アーキテクチャ
リキッドステーキングトークン(LST)コントラクト:
● iBGT:BGT/PoLの露出に対する流動的な請求権。Infraredのコントラクトが管理する原資産に1:1で裏付けられています
● iBERA:ステーク済みBERAのリキッドステーキングトークン。BERA保有者は報酬を得ながらDeFiでアクティブに活用できます
● いずれもBerachain上の標準的なERC-20スタイルのトークン
PoLボールトと分配レイヤー:
● InfraredVault.sol:ステーキングプールを管理し、LP/BGT/BERAの入金を受け付け、BerachainのPoLシステムと連携して流動性をステークしBGTを獲得
● InfraredDistributor.sol:バリデーターおよびPoLの報酬を受け取り、プロトコル手数料を適用し、ボールト入金者とLST保有者に利回りを分配
バリデーターおよび報酬処理基盤:
● 一連のステーキングコントラクト(IBERADepositor.sol、IBERAWithdrawor.sol、IBERAClaimor.sol)が、Berachainのコンセンサス/実行インターフェース経由で入金と引き出しをルーティング
● BribeCollector.sol:Berachainの報酬ボールトからブライブやインセンティブを集約し、オークションにかけます
ユーザーフロー
1. LPトークンまたはBERAを用意:BEX/BeraSwapなどのBerachain DEXでPoL対象プールに流動性を追加し、LPトークンを受け取る
2. Infraredボールトに入金:Infraredアプリで対象のPoLボールトを選び、入金ボタンからLPトークンまたはBERAをボールトコントラクトに送る
3. ボールトがPoL戦略を実行:LPトークンをBerachainのPoL報酬システムへステークし、あなたに代わってBGTを獲得し、そのBGTをInfraredのバリデーターセットにデリゲート
4. リキッドトークンを受け取る:システムはBGTをiBGTに変換して付与。BERAをステークした場合はiBERAを受け取る
5. DeFiで活用:iBGT/iBERAを、DEX、レンディング、ストラクチャード商品などのDeFiで使いながら、基礎のステーキング/PoL利回りを引き続き獲得
プラットフォームは infrared.finance からアクセスできます。
Infraredトークン(IR)とエコノミクス
IRトークンは、Berachain上のInfraredのPoLおよびリキッドステーキング・プロトコルのガバナンス兼価値蓄積トークンです。
トークン詳細
● ティッカー:$IR
● ブロックチェーン:Berachain(BerachainのEVM環境上のERC-20スタイルのトークン)
● 総供給量:1,000,000,000(10億トークン)
トークン配分
● コミュニティ&エコシステム:23.5%(235,000,000 IR)。エコシステムインセンティブ。TGEで20%アンロック、残りは12カ月の線形ベスティング
● 投資家:21.3%(213,000,000 IR)。6カ月クリフ後に10%アンロック、残りは18カ月の線形ベスティング
● チーム&コア貢献者:18.0%(180,000,000 IR)。6カ月クリフ後に10%アンロック、残りは24カ月の線形ベスティング
● トレジャリー:13.2%(132,000,000 IR)。TGEで20%アンロック、残りは12カ月の線形ベスティング
● Build-A-Bera Foundation:10.0%(100,000,000 IR)。6カ月クリフ後に10%アンロック、残りは24カ月の線形ベスティング
● 流動性:10.0%(100,000,000 IR)。TGEで全量アンロック
● コミュニティエアドロップ:4.0%(40,000,000 IR)。TGEで全量アンロック
TGE時の循環供給量:総供給量の21.34%
ベスティング詳細:
● 投資家:6カ月クリフ、10%アンロック、18カ月の線形ベスティング
● チーム:6カ月クリフ、10%アンロック、24カ月の線形ベスティング
● Build-A-Bera:6カ月クリフ、10%アンロック、24カ月の線形ベスティング
トークンのユーティリティ
● ガバナンス:保有者は、手数料水準、ボールトのホワイトリスト、報酬ルーティング、iBGT/iBERAの統合拡大などのプロトコルパラメータに投票
● 価値蓄積:InfraredはPoLボールトの収益に対して約10%のパフォーマンス手数料を課金。一定割合がIRの価値蓄積(買い戻しやステークIRへの分配)に充当。
● ポイントプログラム:iBERAの保有、PoLボールトからのiBGT報酬の請求、流動性提供でポイントを獲得。ポイントは将来のトークン報酬/エアドロップの対象に影響。
● 手数料シェア:IRの保有またはステークで、プロトコル手数料(ボールトのハーベスト時のパフォーマンス手数料)の分配を受け取る権利
Infraredを選ぶ理由
Berachainのトッププロトコル:TVLトップ。ピーク170億ドル、現在2億4,400万ドル。
自動化されたPoLアクセス:LP → BGT排出量 → バリデーターへのデリゲーション → 複利運用までを自動化したシンプルなPoLボールト。
リキッドステーキングトークン:iBGTとiBERAにより、資産の流動性を保ちながらPoL報酬を獲得。非流動なBGT/BERAやPoLポジションを、報酬を得られるリキッドトークンへ変換。
バリデーターインフラ:監査済みプロトコルに高度なバリデーター、ルーティング、ガバナンスロジックを集約。Infrared経由のステークでもネットワークを保護。
支援:Framework Ventures(シリーズAリード)、YZi Labs / Binance Labs、Hack VC、Animoca Brands、Auros、Selini Capital、dao5、NGC Ventures、Synergisから1,875万ドル。
チーム:Kraken、Manifold Finance、NASA、Apple、EY、Credora出身の18名体制。Raito氏(元New Order DAO、TrueUSD、Redacted)とRed氏(Berachain共同創設者)が主導。
監査済みプロトコル:コントラクト監査はinfrared.finance/docs/auditsで公開。
DeFi統合:BerachainのDeFiエコシステム全体と深く統合。iBGT/iBERAは担保、LP構成要素、報酬資産として利用。
利回り最適化:LP利回り、PoL/BGT利回り、追加インセンティブなどの多層報酬を単一戦略に集約。

Infrared(IR)がBitgetに上場
Infrared(IR)がイノベーションゾーンに上場することをお知らせします。
取引開始:2025年12月17日21:00 (UTC+9)開始
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免責事項:本記事の見解は情報提供のみを目的としています。本記事は、記載の製品・サービスの推奨や、投資・金融・取引に関する助言を構成するものではありません。金融上の意思決定の前には有資格の専門家にご相談ください。
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